引越とパートナーシップ制度

こんにちは😀律歌です
今日のお話はセクシャルマイノリティの方は読んで欲しい情報です
情報として知っているか、既知でしたら復習がてらにどうぞ
セクシャルマイノリティとは、性的少数派のことです
レズビアンカップルだったり、ゲイカップルだったりします
所謂同性婚が認められていない現状の2人が存在します
事実上は夫婦でも、法的婚姻が結べないカップルが意外とたくさんいるのです

何を隠そう、私もその1人です
私はセクシャリティをレズビアンとして生活しています
そして同性のパートナーがいます
パートナーとの付き合いは5年になりますが、今も婚姻できず、法的には何の因果関係もありません
つまり家族になれないんです

大袈裟かと思いますか?
あなたは自分の夫や妻を毎回、他人扱いされることが平気ですか
大事な説明の時も分けられたり、ここは家族の方にお願いしたいのでと断れたり
お互いを家族だと認め合ってる2人からすれば酷い差別と関係性に対する侮辱です

そんなセクシャルマイノリティカップルの不満は募るばかりです
現在も同性婚への訴訟は起きています、裁判になっている今があるんです

暴動起こさないのは日本人が穏やかな気性だからだと、私は思っています
デモ、ストライキ、暴動、略奪…不満が爆発すれば人間何をするかわからないと言うのに

その懸念があってか、否か、です
非常に名前だけの救済措置ですが「パートナーシップ制度」というものがあります
結婚は法的に認められてないけど、私たちはお互いをパートナーとします!と言う宣誓です
実際に何が変わるのかといいますと、何の効力もありません

簡単に言えば自己満足を市町村がさせてくれた、程度なんです

公正証書をつくるカップルもいます
マイホーム購入で共同ローンを組む場合、パートナーシップがあるだけでは通らないことが多いです
公が、法が、国が、認めてない人たちの関係性に信頼はない、と扱われるのです
そんな効力を持たないパートナーシップ制度ですが、更に効力の無い証明があると言ったら何を考えますか

引越なんです
引っ越すと市町村や都道府県を移動しますね
するとパートナーシップは無効になってしまうんです
そして、引っ越した先でまた新たに宣誓すると言うわけです
おかしいと思いませんか
婚姻関係なら、引っ越したくらいでまた婚姻届を転居先でも出してね、なんて聞いたことがありませんよね
ところがパートナーシップ制度は各地方自治体で導入している場合、になるので、
引っ越したらもうそのパートナーシップは破棄されてしまうんです

私とパートナーは今年で3回目の宣誓を迎えます
最初に住んでいた市、今の町、そして夏に引っ越す先で、と
何回宣誓するんだか…本当に意味のない、名前だけのものなんです

有効になったかは解りませんが、自動車の保険の際にパートナーシップを宣誓していると、相談した結果
保険対象を夫婦に近い状態で契約させてくださいました
これは、保険とは民間のものだからです

配偶者控除や社会保険で配偶者を含めるなどは、国が、国がです
認めないので、絶対通らないんです
一緒に暮らしていても、事実婚でも、内縁の関係でも、
法的婚姻が結ばれていなければ、どこまでも他人の同居なんです

お引越されるセクマイカップルさんは、その都度になりますが宣誓を希望するなら、予約をして再宣誓となります
ご注意くださいね

公的医療機関はパートナー、なんて聞いてはくれませんから
それに、面白いことにパートナーシップと言うと「渋谷で発行されましたか?」と聞かれます
各地方自治体が導入しつつある、なんてこれっぽっちも浸透していないし、
なんなら、パートナーシップは渋谷が管轄なんて認識もあります

パートナーシップを凄く重んじていて、引っ越すたびに早く早くと急かしてくるパートナーなのですが
私にはセクシャルマイノリティを一時的にでも落ち着かせるための飴にしか思えないのです
何の効力も持たず、導入している市町村のみ
宣誓カードを持っていても、いざ金融、保険、税金、医療…何もかもに対して無意味であり、非力です

気持ち慰めなだけではないかと私は思っています
しないよりは、いいかなくらいの認識です
何の誓約もないから、簡単に破棄できますし
悲しいかな、紙一枚の婚姻届と紙一枚のパートナーシップは重みも、持つ威力も、周囲の認知も、何もかもが違いすぎるのです

早く同性婚が認められて欲しいと願わずにはいられません
肩身の狭い立場なんですよ
2人で出かけても、夫婦には見えないんです
妙齢期の女性が2人でスーパーで買い物なんて、疑問を抱く人もいるでしょう
ママ友?などが限界ですかね

セクシャルマイノリティと言う言葉が生まれ、LGBTとなり、パートナーシップまで
ここまでに私の記憶では10年です
では同性婚はいつなのだろう
希望を捨ててはいけないけれど、重くのしかかる現実の社会、風潮に気は滅入るばかりです

私たちはここに生きている
ここで夫婦として関係を持っている
それを国に認めて欲しい
ただそれだけなのです

これを読んだ方が、同性婚に対して少しずつ理解と協力をしてくださることを願わずにはいられません

今日も明日もゆるりと参りましょう

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